2018-09-10

永住権を取得する際の注意点


本日は永住権を取得する際の注意点です。

日本に暮らす外国人は何のビザを持っているにしても永住権を取得したいと思っている方が多く、永住権を取得するとビザ更新の必要がなくなる、就労制限がなくなる等のメリットがあるため、家族で取得を希望される方が多いです。

ただ、近年の永住権取得の審査は非常に厳しく、同業者の間でもなかなか許可が出ないとハードルがかなり高いというのが実感です。特に、東京ではほとんど出てないようです。また、東京は申請件数が非常に多く標準処理期間は4ヶ月とされてますが、まず東京では最低でも8ヶ月くらいはかかると見た方がいいと思われます。

そして、今回は永住権の審査で引っかかりやすい➀税金・➁保険料・➂年金についてみていきたいと思います。

まず➀税金についてですが、これは未納が少しでもあると不許可になります。特に、会社経営の方は個人としての税金のほかに、法人として法人税等の税金もすべて納めなければなりませんので、注意が必要です。

次に➁健康保険料についてですが、これはただ払っているだけではダメでキチンと納期限内に払っていることが必要となります。会社で社会保険に加入しているのであれば、問題ありませんが、加入していないのであれば、個人でキチンと期限内に支払わないといけません。ですから、永住申請の際は、保険料納税証明書のほかに領収書の写しも提出する必要があります。仮に領収書の写しを出さなかったとしても、のちに追加資料として領収書の写しを求められて期限内に払っているのか否かがチェックされます。ですから、個人で支払っている場合でも、役所に自動引き落としの申し込みをすることで支払いの延滞を防ぐことができるので、支払いが面倒な方は自動引き落としを利用した方がいいでしょう。

最後に➂年金についてですが、これも会社が社会保険に加入しているのであれば、問題はありませんが、加入していないのであれば個人で加入しなければなりません。しかし、この年金に加入しない外国の方が非常に多いです。こちらが勧めても、「私の知り合いは年金に加入しなくても永住権を取れた」「永住権を取っても死ぬまで日本にいるつもりはないし、いずれは母国に帰国する」と言った理由からなかなか加入しません。
確かに、以前は永住権取得に年金加入までは求めない時期もありましたが、現在は加入しないとまず取得はほぼ難しいと思った方がいいです。
現在日本は少子高齢化で社会保障費が膨大で財源を賄うのは厳しいといった社会情勢や現実的に入管から追加書類として「年金に加入している資料」を求められているという事実があることから、私は申請前に必ず加入することを勧めております。
但し、加入するといっても、申請直前に加入するというのもダメです。
なぜなら、単なる永住権取得目的だけのために加入したとみなされるからです。また、追加資料が届いた後に加入する方もおられますが、これも入管からすると、「こちらが指摘したから加入したわけで自発的に加入したわけではないでしょう?」とみなしますので、当然ダメです。
ですから、私の個人的な考えでは最低でも申請の1年くらい前からの加入を勧めております。

他にも永住権は世帯収入や扶養家族との兼ね合いの問題など、通常の就労ビザや結婚ビザよりも審査の厳しさが一気に上がりますので、申請する1年くらい前からビザ専門の行政書士に相談して計画を立てながらやることをお勧めします
    

ビザ申請のご相談の予約は電話080-6672-2478

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